手形と電子記録債権(債務)

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約束手形

簿記3級で手形といえば、約束手形です。
手形と小切手は、どこがちがうのかというと...
約束手形は、支払い期日が4か月から5か月先に支払いが行われます。この点が小切手との最大の違いです。小切手は、銀行に持っていけば、すぐ現金になるので、通貨代用証券ということで、仕訳の勘定科目は、現金でした。
約束手形を受け取ったら「受取手形」、手形を振り出したら「支払手形」という勘定科目を使用します。
受取手形は資産の勘定科目なので、ホームポジションは左です。
支払手形は負債の勘定科目なので、ホームポジションは右です。

【例題】
 ①商品1,000円を売上、約束手形を受け取った。
(仕訳)
 受取手形 1,000 / 売上 1,000 ➡ 受取手形が増えたので、ホームポジションの左に記載
                    売上も増えたので、ホームポジションの右に記載
 
 ②約束手形1,000円が期日をむかえ、当座預金に入金された。
(仕訳)
 当座預金 1,000 / 受取手形 1,000  ➡ 当座預金が増えたので、ホームポジションの左に記載
                      受取手形は減ったので、ホームポジションの逆である右に記載


電子記録債権、電子記録債務

電子記録債権、電子記録債務は、手形のかわりです。ペーパレスの時代です。( ´∀` )
電子記録債権(債務)は、取引銀行を通じて、電子債権記録機関(100%全国銀行協会が出資する「全銀電子債権ネットワーク」(通称”でんさいネット)など)が管理します。
仕訳は、約束手形と同じで、受取手形のかわりが「電子記録債権」で、支払手形のかわりが「電子記録債務」です。
電子記録債権は資産の勘定科目なので、ホームポジションは左です。
電子記録債務は負債の勘定科目なので、ホームポジションは右です。

【例題】
 買掛金1,000円の支払いを電子記録債権機関で行うため、取引銀行を通じて債務の発生記録を行った。
(仕訳)
 買掛金 1,000 / 電子記録債務 1,000
  減ったのは? ➡ 買掛金という負債が減った。(負債のホームポジションは左なので、減ったので右へ記載)
  増えたのは? ➡ 電子記録債務という負債が増えた。(負債が増えたので、ホームポジション左に記載)

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